AWS SAAを2ヶ月のスキマ時間で取得した話(2020年2月)

2022/10/28
2020/04/04

はじめに

今回、2020年3月にAWS SAAに合格したので、その勉強方法や参考にしたサービスを紹介します。

なお、受験したのは SAA-C01 なので、現在のバージョン(SAA-C02)ではありません。

バージョンは変わっても勉強方法などは活かせる部分を多いと思うので、自分の振り返りもかねて記事にします。

SAA-C02の変更点

一番の変更点は配点率です。

AWS SAA-C01

AWS SAA-C02

参考:AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト

SAA-C02からは「オペレーショナルエクセレンスを備えたアーキテクチャを定義する」がなくなり、4つの分野に絞られています。

勉強前の知識レベル

実務である程度触っていて、使ったことあるサービスはなんとなくわかるレベルでした。

逆に、触ったことのないサービスについては ナニソレオイシイノ? 状態からのスタートでした。

使用経験のあるサービス

  • サーバレスの構成で社内管理ツールの構築
    • CloudFront, S3, DynamoDB, API Gateway, Lambdaを使用
  • レンタルサーバーで動くWordpressをEC2へ移行
    • VPC周り, EC2を使用

勉強に使用したサービス

1. AWS認定資格試験テキスト

試験に登場する サービスの全体像を把握するという目的 で書籍を探したときに、この書籍が各サービスの概要がわかりやすかったです。

他の書籍は設計思想ごとに章が分かれていたりと、サービスごとの概要を知るというよりは利用シーンをイメージしながら全体的に説明しているようなものもありました。

2. Udemy: 模擬試験(5回分325問)

Udemyというサービスで上記のコースを購入しました。

このコースを提供してくれている方が動画の学習コースも提供してくれてますが、僕は模擬試験のみ購入しました。

当時の値段で通常 ¥3,000 くらいですが、頻繁にセールを行っているのでタイミングを狙って購入することをオススメします。

僕はセールのタイミングで購入したので ¥1,300 で購入できました。

3. AWS Black Belt

AWSが公式で用意しているサービス別の資料です。SlideShare, PDF, Youtubeが用意されています。

書籍にない部分までしっかり説明があるので、足りない部分をこの資料でインプットすることができます。

4. AWS SAA 模擬試験

AWSが公式で用意している模擬試験です。 ¥2,000 で購入可能です。

設問数は25問だけで受験後の各問題の正誤はわかりませんが(全体の正答率はわかります)、実際の試験で使うインターフェースで練習が可能です。

合格までの流れ

タイトルにある通り、スキマ時間で勉強をしました。

基本は通勤時間(片道30分)を使って勉強し、やる気のある日は平日の帰宅後にも勉強をしました。2ヶ月のうちしっかり時間を使って勉強したのは4日程度です。

・受験2ヶ月前〜

通勤時間のみを使って書籍をざーっと読んでました。

1周だけでは覚えきれないので、この1ヶ月で2周しました。

・受験1ヶ月前〜

休みの日にまとまった時間を使ってUdemyの模擬試験を受け、不正解の問題をまとめました。

書籍の知識だけではUdemyの模擬試験で全く知らない範囲が出てきたので、Black Beltで更に勉強しました。

追加で勉強したいサービスのPDFをタブレットに入れて、通勤時間で勉強しました。

・受験1週間前〜

この時点でUdemyの模擬試験は5回分終わり、Black Beltの資料もだいたい読みました(15サービス分くらい?)

サービスの理解を深めるために、実際にコンソールも触りました。

AWS公式の模擬試験を受けた結果は80%でした。

・試験当日

試験会場はPSIかピアソンVUEを選ぶことができます。

PSIだと受験前の本人確認の時に英語でチャットする必要がある?みたいな体験記を見かけたので、僕は ピアソンVUE を選びました。

試験の1週間前に申し込みましたが、土日はすでに埋まっていました。(SAA-CO1の期限ギリギリだったので駆け込みで多かったかも)

僕は平日に受験するつもりだったので問題なかったですが、受験日を土日ですでに決めている場合はもう少し余裕を持って申し込みすることをオススメします。

この状態で試験に臨み、無事に合格しました!

試験の感想

問題の内容はお伝えできませんが、用語を理解しているだけでは解けない問題が多い印象でした。

書籍や他の体験記にも書かれていますが、問題によってはどの回答も正解になり得るようなものもあり、より問題の条件(例えばコストを一番抑えれるソリューションを選べなど)を満たす選択肢を選ぶ必要があったりします。

AWSには1つの問題を解決するのに複数のソリューションが考えられる場合が多いので、それぞれのサービスの違いなどを理解する必要があるなと感じました。

オススメの勉強法

今回の勉強を通して、Black Belt の資料が一番役に立ったと思います。

模擬試験、本試験ともにBlack Belt以上の内容は出なかった印象なので、この資料を一通り見ておくといいと思います。

ただ、資料を読むだけではなかなか定着しないと思うので、実際にサービスを触ってみた方がいいです。

特にVPC周りは、キーワードが沢山あって関係性が見えにくいと思うので、コンソールで試しに構築してみるとより理解が早まります。

まとめ

今回はAWS SAAの試験に合格した体験記を書きました。

書籍, Black Belt, Udemyの模擬試験を使ってスキマ時間で合格したので、みなさんも他の体験記と比較しながら参考にしてください。

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